瞑想・マインドフルネスのための脳活動計測デバイス Muse2に大満足

マインドフルネス中の脳のリラックス状態の客観的なデータが取りたくて、脳波測定デバイスのMuse2を購入しました。この記事では、私が購入前に知りたかった点や、購入して実際に使用してからわかった点を中心にレビューします。

はじめに

瞑想・マインドフルネス中の脳の状態を客観的に測定するために、脳活動計測デバイスMuse2を購入し、1か月間毎日使用しました。

muse2外箱

Muse2の価格が3万円以上することや、モデルが3種類あって(Muse、Muse2、MuseS)それぞれ価格差が大きいこと、そして日本語の情報があまりなかったことから、しばらく迷っての購入となりました。

結果的には購入に満足しています。

この記事では、私が購入前に知りたかったことや、1か月間毎日使用した感想を書きたいと思います。迷っている方の参考になれば幸いです。

そもそもMuse2とは

ざっと箇条書きにすると以下のような特徴があります。

  • マインドフルネス中の脳波を測定し、リラックス状態かどうかをデータとして記録するヘッドバンド
  • 3つのモデルで価格や機能が異なる

    • 初代Muse: 脳波測定ができる。Amazonで¥24,300程度。
    • Muse2: 脳波測定に加えて、心拍数測定、身体バランス測定、呼吸測定ができる。Amazonで¥33,000程度。
    • MuseS: Muse2の機能に加えて、睡眠導入ができる。Amazonで¥49,600程度。
  • ヘッドバンド自体は測定に特化していて、ナビゲーション音声や活動の記録はスマートフォンのアプリから行う。

私が購入したのはMuse2です。

呼吸や身体バランスといった情報もリラックス効果を測定するために必要だと思ったこと、睡眠時に使うことはない(小さい子供がいるため睡眠時に瞑想する隙がない)といった理由からの選択でした。

あとはまあ、ブラウンの本体と、測定部のゴールドがかっこよかったのもあります。

マインドフルネス中は目を閉じてるので見た目はあまり関係ないのですが、なんかシェアしたくなるデザインで好きです。

購入前に知っておきたかったこと

muse2

自分の頭のサイズに合うか

Muse2とMuseSでもっとも迷ったのがこの点です。

私の頭囲は58cmで、普段帽子を買うときも大きめのものを買います。

3万円以上するMuse2を買って、頭の形に合わなかった、それなら最初から調整しやすそうなMuseSにすればよかった。。。そんな失敗はしたくありませんでした。

これに関してはあまり情報もなかったので、結局えいやでMuse2を選択しました。

頭の形には問題なく合いました。

ただし、左右にヘッドバンドの大きさがあるのですが、これを限界近くまで引き伸ばしている状態です。

頭囲だけでなく耳のついている位置にもよるため一概には言えませんが。。もう少し頭囲が大きい方なら、Muse2はすこし小さいかも、と思います。

iPhoneのアプリ「ヘルスケア」の「マインドフル時間」とデータ連携できるか

Muse2を買う前のマインドフルネスは、AppleWatchの「呼吸」アプリで行っていました。

「呼吸」アプリでマインドフルネスを行った時間は、iOSの「ヘルスケア」アプリで「マインドフルネス時間」のデータとして記録されます。

Muse2で行ったマインドフルネスの時間も、この「マインドフルネス時間」のデータとして同じように記録されました。

AppleWatchの「呼吸」アプリの記録から連続して記録ができました。

ヘルスケアアプリとも連携できる

Muse2とAirPodsProは同時に使用できるか

商品画像を見ると、無線のヘッドセットでMuse2を使っている様子が見られます。

しかし、Muse2をiPhoneとBluetoothで接続しながらAirPodsProを同時に使えるのか、購入前に若干の不安がありました。

結論から言うと、問題なく使えます。

AirPodsProのノイズキャンセル機能のおかげで、雑音を気にすることなく集中できます。

ただし、先にAirPodsProをiPhoneに接続し、あとからMuse2とアプリを接続する、という手順を踏まないとうまく接続できないということがありました。

1か月間毎日使用しての感想

効果はありそうか

測定結果の正しさはちょっと半信半疑だったのですが、納得感の持てるデータが取れています。

たとえば「呼吸に集中しているとき」「こどもたちと触れ合っていることをイメージしているとき」にリラックスした状態が記録され、雑念が多いなと自覚するときは悪い状態が記録されています。

そして何より、Museの導くほうへ集中していると、瞑想終わりのスッキリ感が増す感じもします。

瞑想・集中・雑念といったものはなかなか客観的に測ることが難しいものなので、ひとつ頼りになる指標が持てたという点でとても良い買い物をしたと感じています。

続けられるか

こういったデバイスでは、ちょっとした手間があるだけでも毎日続けることの妨げになります。

毎日使うという観点でのMuse2。

まず良い点として、とても小さいので収納に困りません。

買う前はヘッドフォンくらいの大きさのものを想像していましたが、実際はヘアバンドくらいの大きさでした。

またアプリの質もよく、ヘッドバンドとのペアリングもスムーズです。

アプリの説明がすべて英語ということはありますが、慣れてしまえば問題はありません。

瞑想をしない日が続くとリマインドしてくれる機能もあるそうです。

悪い点を強いて挙げるとすれば、ヘッドバンドの充電の持ちがいまいちかなという点です。

待機中もけっこう電池を消費するようで、こまめに電源をOFFにしたり充電しておかないと、1~2日の使用で電池がなくなってしまいます。

まあ家に置いて使っている分にはほとんど気にならない点ではあります。

終わりに

Muse2、とても良いガジェットなのですが、いかんせん値段が高いですよね。

Museを使った瞑想はとてもオススメなのですが、だからといって3万円以上のガジェットを買えとは知人にもなかなか言えず。。。

なので、購入を迷っている方にとって、この記事が参考になれば嬉しいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。