はじめに
会社員として働きつつ、2019年1月5日に開業届を出しフリーランスWEBデザイナーとして事業を始めてほぼ1年が経過しました。
ほとんど営業活動をすることなく良い案件をたくさん受けることができたフリーランス初年度を振り返ってみます。
この1年の取り組み
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1月
- 友人のWEB制作業の手伝い(大手ホームセンターのWEBサイトリニューアル)
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2月
- TechAcademyコンテストでデザイン部門 優秀賞受賞
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3月
- TechAcademyコンテスト受賞にあたりインタビューを受ける
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4月~8月
- コンテスト受賞を知った身内や知り合いから案件をいただく
- 友人から月1件ペースでWordPressの制作案件をいただく
- このブログをリニューアルして記事を書き始める
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9月~12月
- ポートフォリオサイトから問い合わせいただいた企業さまの案件で忙しくなる
案件獲得につながった取り組み
TechAcademyコンテスト受賞とインタビュー記事が圧倒的に案件獲得につながったものでした。
受賞当初、プログラミングスクール卒業生が応募するコンテストだったことや、優秀賞という言ってしまえば2位の賞だったこと(最優秀賞を狙っていたので当時はけっこう凹みました。。笑)もあり、そこまでの反響があるとは予想していませんでした。
しかし、〇〇賞受賞というのは、やはり錯覚資産の獲得の観点で有効でした。受賞結果がシェアされ、インタビュー記事が企業の担当者の目に留まり、そこからの問い合わせがさらに良い実績を作るという、良い循環が生まれました。
受講料は安くありませんでしたが、十分すぎるほど元は取れました。
高単価になった案件
当たり前かもしれませんが、大手企業の案件ほど、作業時間あたりの単価が高くなりました。
大手企業案件の単価が高くなった理由には以下のようなものがありました。
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既存サイトのリニューアルで、社内システムの事情もあって古いブラウザを切り捨てることができない
→ 高い値段でも発注いただける
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インバウンド用に多言語サイトを用意するため、制作ページ数が多い
→ pugなどのプリプロセッサを使えば言語ごとの作業は少なく済むため、作業時間あたりの単価を高くできる
案件に活かすことができたスキル
古いブラウザに対する知見
WEB業界に入ってすぐIE6対応をしていたこともあり、古いブラウザの対応にはそれなりに土地勘がありました。今はもう、このあたりの知見を持っているエンジニアを見つけるのが難しいそうです。
これから新たに身に付けたいスキルではありませんが、このスキルを活かせる案件は2019年の今でもまだまだ残っていそうです。
CSS設計
BEMに則ったCSS設計を得意としています。
BEMに限らず、大規模サイトをコーディングするには何かしらの設計手法を踏襲するのが良いと思いますが、BEMは知名度が高いため「BEMを使っているからちゃんとCSS設計ができる人だ」と思ってもらえたという副次的な効果もありました。
タスクランナー(gulp)
多言語サイトの構築にあたり、gulpをよく使いました。
なんとなく身の回りではgulp離れの雰囲気があるのですが、HTML構造をpugで書いて原稿をjsonで管理して読み込む、みたいなことをしようと思うと、gulpを使った事例の情報が多くいまでもgulpをカスタムして使っています。
また、途中から参加せていただく案件でもgulpが現役で使われているケースが多く、枯れた技術というにはまだ早いのかなという印象でした。
終わりに
普通のWEBサイトをしっかり作ることができるスキルを磨き、多くのことに挑戦した結果、露出が増えたということが、今年の案件獲得がうまくいった要因ではないかと考えています。
2020年も、本業とのバランスを取りつついろいろなことに挑戦してみたいと思いますので、よろしくお願いします。
最後までお読みいただきありがとうございました。